ゆっくりとした動きが特徴の不思議な動物【ナマケモノ】は英語で通じる?通じない和製英語?
「ナマケモノ」は英語で【通じない】
ゆっくりと動く様子が特徴的で、動物園でもその動かない姿が人気の「ナマケモノ」は英語では通じない表現です。
カタカナで書かれると見逃しがちですが、漢字で書けば「怠け者」と、日本語である事が一目瞭然ですね。
そんな「ナマケモノ」は英語で[sloth]と表現します。
ここで使われている[sloth]の由来は、英語の古語で[slow]の名詞形であった「遅さ」として使われていた単語なんです。
日本語の「ナマケモノ」という言葉は、怠けた人のように動きが遅い事を表すように、英語では動きが遅い事を直接的に表現する名前なんですね。
日本でも動物園などで人気の動物ですが、海外でも人気のようで、ディズニーの3Dアニメ映画『ズートピア(ZOOTOPIA)』にも免許センター(日本語吹き替えの設定では陸運局)の職員として登場し、ゆっくりな対応と動作で笑いを誘っています。
一部では『ズートピア』の中で免許センターの職員をナマケモノで表現したのは、アメリカの免許センターの対応が非常に遅い事への皮肉だとも言われているようで、そんな事情を知っていると尚更ナマケモノ特有のノンビリとした対応が笑えてきますね。
ちなみに、とてもゆっくり行動する人も[sloth]と呼ぶことができます。
ただし、日本語で人に対して「ナマケモノ」と表現する事を想像して頂ければ分かりますが、当然ネガティブなイメージがあるので使い方には気をつけてくださいね。
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