今回は、ノーベル文学賞も受賞した文学者、アーネスト・ヘミングウェイの格言をご紹介
“Better to have loved and lost than to have never loved at all.” -Ernest Miller Hemingway
愛を失ったとしても、愛を知らないよりずっといい。
アーネスト・ヘミングウェイ(1899-1961)
【本日の格言解説】
『日はまた昇る』『武器よさらば』『誰がために鐘は鳴る』『老人と海』など、数々の名作を生み出し、ノーベル文学賞も受賞したアーネスト・ヘミングウェイ。
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母親に愛されなかった過去を引きずるように、4度の結婚に度重なる浮気をし、友人すら失って精神を病んだ彼は、長年愛用していた猟銃で自らの命を絶ちます。
幼いころに与えられなかった愛を取り戻すかのように貪欲に愛を求めた彼は、愛に飢えていたのでは、と捉えることもできます。
しかし彼は愛猫家としても知られています。
フロリダ州キーウェストのヘミングウェイの家がある島には、たくさんの猫たちが暮らしています。
中でも彼の愛した6本指の猫は幸運の猫という意味も込めて「ヘミングウェイ・キャット」と呼ばれているのです。
現在博物館となった彼の家には、今も多くの猫たちが住んでおり、人々に愛されています。
ヘミングウェイは愛に飢えていたかもしれませんが、彼の愛情は深く本物だったからこそ、作品や猫を通して今世まで愛され続けているのでしょう。
もしかしたら彼は自分に向けられていた多くの愛情を、うまく受け取れていなかっただけなのかもしれないですね。