今回は、小説家、パール・バックの格言をご紹介
“All things are possible until they are proved impossible – and even the impossible may only be so, as of now.” –Pearl Buck
どんなことも、不可能と証明されるまでは可能である。そして不可能なことさえも、今だけのことかもしれない。
パール・バック(1892-1973)
【本日の格言解説】
as of~:~以後は
アメリカで生まれ、中国で育ったパール・バック。
敬虔なクリスチャンである両親が宣教師として中国に赴いた為、彼女も中国で人生の約半分を過ごしました。
そんな彼女はやがて結婚し、中国で子供を出産します。
しかし、その娘・キャロルが脳に重度の知的障害を患っていたのです。
彼女の旦那は、そんなキャロルの養育には無関心だった為、パールは自身の力でキャロルを、自分が死んだ後も障害者のための施設で面倒をみてもらえるように、と、小説を書き始めます。
それが、後の大ヒットとなる「大地」だったのです。
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彼女はこの「大地」で、米国で最も権利のある、文学作品などに与えられるピュリッツァー賞や、ノーベル文学賞をアメリカ人女性初として受賞しています。
また、「大地」は2004年にアメリカの有名司会者オプラ・ウィンフリーが推薦図書に指定したことで再びベストセラーとなり、再び多くの人に読まれることとなったのです。
さて、彼女は孤児をひきとって育てたり、原爆についての著書も残したり、公民権運動にも携わったりと、社会的な問題や平和についても精力的に活動していました。
激動の人生を駆け抜けたパールの名言、何事も最初から不可能と諦めることはなく、そして不可能と思われることでも可能にするべく尽力するという、彼女の人生に対する姿勢が表れていますよね。
彼女の著書も是非読んでみてくださいね。
【愛】ジュリア・ロバーツの英語の格言と日本語訳
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