今回は、元ニューヨーク市長、ルドルフ・ジュリアーニの格言をご紹介
“Leaders need to be optimists. Their vision is beyond the present.” –Rudolph Giuliani
リーダーは楽観主義者であるべきだ。彼らのビジョンは先を見据えているものだ。
ルドルフ・ジュリアーニ(1944-)
【本日の格言解説】
1994年から2001年までの約7年間、ニューヨーク市長を務め、凶悪犯罪撲滅に大きく貢献したルドルフ・ジュリアーニ元市長。
彼は、市長になる前は弁護士や検察官として、アメリカに名を馳せる大物達を次々と告発・起訴し、名前が知られるようになっていきます。
「割れ窓理論」と呼ばれる、軽犯罪をきちんと取り締まることで、凶悪犯罪などの犯罪を抑止することが出来るとされる理論を用いてニューヨーク市の犯罪を減らしていくことに成功。
ニューヨークの裏社会にもメスを入れ、「NY5大ファミリー」と呼ばれるマフィア達の一掃に取り組みます。
また、裏でマフィアと繋がりがあったり、悪事に手を貸す汚職警官なども告発し、一時は犯罪の温床と思われていたニューヨーク市を、全米で最も安全な大都市と言われるまでにしました。
2001年の9・11テロ事件の時には素早い対応と強いリーダーシップを発揮し、アメリカ国内はもとより、国外からも賞賛を集めました。
英国女王エリザベス2世からはナイトの称号を授かりもしました。
ギネスブックでは、「最も多く犯罪率を削減させた市長」としてノミネートされているんです。
彼は市長を退いた後は、「Giuliani Partners」という警備会社を立ち上げます。
そしてその後は2008年の大統領選に立候補しましたが、がんを理由に辞退。
しかし再び2010年の大統領選出馬、2012年のNY州知事選出馬に意欲を示しますが、自身のビジネスが忙しいという理由でどちらも断念しています。
近年ではトランプ元大統領の顧問弁護士を務め、色々な噂が飛び交っていますが、先を見据えて何を信じるべきか、自分でしっかり見極めていきましょう。