<遅刻の原因はブランコ!?スペイン人教師の驚きの感覚>私、外国人と働いています(3)
これは私が都内のインターナショナルプリスクールで働いていた時の話です。
私が働いていたスクールには色々な国から来た人たちが働いており、とても国際色豊かな職場でした。
それぞれの国には独自の文化や生活スタイルがあることは理解しているつもりだったので、ある程度は個性だと思って受け入れていたのですが、私が一度注意してしまった出来事があります。
そのお相手はスペイン人の先生。
普段からのんびりした性格で授業のスタイルものんびり、そして毎回遅刻気味。
少しの遅刻なら許していたのですが、度重なると日本人としてはどうしても注意したくなりますよね…。
とある日、他の先生が「Good morning~!」と学校に来たので、私はつい「今日もスペイン人の先生遅刻だよー。いつ来るかな・・・」と愚痴ってしまいました。
すると、その先生が「えっ、すぐそこの公園でブランコ乗ってたよ。来なくていいのかな~と思ったけど時間ないから声かけずに来ちゃった。」と言うのです。
「えっ・・・ブランコ・・!?」
さすがに半信半疑でしたが、そのまま待っていてもスペイン人の先生は現れません。
仕方ないので歩いて2分くらいのところに小さい公園があるので急いで見に行ってみると、なんとスペイン人の先生がブランコに座って休んでいたのです!
「何してるの!?もう出勤時間だよ!?」とちょっと怒りながら近づいて行くと、スペイン人の先生は「天気が良くて少し日向ぼっこしようと思ったらのんびりしちゃってた。」と、あまり反省する様子もありません。
出勤前にリラックスするのはいいけど、さすがに遅刻してまで日向ぼっこはダメでしょ・・・。
彼女からしたら、あまりにも時間にきっちりしている日本のスタイルが理解できないのかもしれませんが、ここは日本です笑
たまに注意しつつ、せめて時間ぴったりには到着してくれるようにならないかと願っていたのですが、結局彼女が帰国するまで遅刻は直りませんでした。
変わったのは毎回「遅れてごめんね~」と一言添えるようになった事と、私の方が10~15分くらい来なくても「まぁそのうち来るでしょ。」という考えになったことでしょうか。
国民性なのか彼女の性格なのかは分かりませんが、気楽に働く様子はどこか見習いたいなと思わせる出来事でした。
さて、次回は日本語が喋れない夫婦の日本での子育てで毎度看護師さんを混乱させるエピソードです。
今回の記事で気になる、公園の【ブランコは英語で通じる?】も記事でチェックしよう!