<アメリカの地獄はここだった!→日本人を苦しめるのは日本人!?>こんなとこだよアメリカ[#21]
海外には「補習校」という土曜日にのみ日本の教育課程に沿った授業を行う学校があります。
日本に本帰国した時に日本語での学習が遅れないように、授業は日本人の先生がすべて日本語で行うもので、海外赴任家族の子女の殆どがこの補習校に通っていました。
8歳までアメリカの東海岸に住んでいた私も毎週土曜日に通っていたのですが、私はこの学校が大嫌いだったのです!
そんな私の、超個人的な「補習校が地獄だった理由ワースト3」がこちら!
1:日本語しか話せない!
日本語で勉強をする所なので英語は原則禁止で、ごくたまに英語が出てしまうと「いーけないんだーいけないんだー!」コールをされます。
休み時間なんだからちょっとくらいいいじゃない…。
2:アメリカなのにアメリカに馴染んでいる子がイジメられる!
日本語が絶対正義なのが補習校です。
そのため、英語が話せなくてアメリカ生活にまだ馴染めない、という子たちがスクールカーストの頂点で、いじめを始めます。
私が通っていた補習校では、ミサちゃんという女の子が同じく英語が苦手な子たちでグループを作り、英語が話せる子達に嫌がらせをしていました。
クラスで普通に男の子と話していると「男子とまたしゃべってるー好きなんでしょー」なんて言われるのは序の口で、休み時間でもちょっと英単語が出ると「いーけないんだー」の大合唱。
日本語の授業の中でわからないことがあると「こんなこともわからないのー!変なのー!」と毎回大騒ぎされます。
そして、最後にはこちらを見ながらクスクス笑う…。
日本語が少し遅れているだけでからかわれる理不尽さに、「これが有名な”IJIME”か…」と毎週胃がキリキリする思いでした
3:アメリカの学校と比べると規律が厳しい!
アメリカの小学校の授業は、グループディスカッションなど、かなりインタラクティブな授業が多いです。
そのため、先生が黒板に書きながら説明し、手を上げて当てられるまで声が出せない、という授業スタイルが私には苦痛でした。
また、補習校の運動会で背の順に並ばなければいけない事や全員で更新する事も異様に感じましたが、行進中は親に手を振ってはいけないと言われた時の絶望感といったらなかったです…。
平日に現地校(アメリカ)の友人に話したら「軍隊みたい!」と言われる始末(笑)
海外にいると日本人同士結束が強くなるかと思いきや、意外とそんなことないんですね。
そんなこんなで、日本の学校制度に苦手意識があった私は、日本に帰ることになった時に「毎日いじめられるから帰らないー!」と親に泣いてすがった程です(笑)
日本の小学校に編入したら、さらに驚きの連続だったのですが、それはまたいつかご紹介させてください。
次回は、通訳として調子に乗った5歳児に起きたまさかの事件をご紹介します!
今回の記事で気になる学校でのイジメですが、【からかうは英語で何て言う?】も記事でチェックしよう!