<アメリカで調子に乗った5歳→まさかの結末に懺悔する>こんなとこだよアメリカ[#22]
アメリカでは、3歳からPreschool、5歳からKindergarten、そして6歳から小学校という順に学校に通います(保育園もあるよ!)。
私はPreschoolから通い始めていて兄弟がいたこともあり、Kindergartenに上がるころには英語の方がメインになっていました。
私の通っていたアメリカの小学校には、自分の兄弟以外に日本人は3人だけ。
アメリカに住んで2年以上の私と、アメリカに来たばかりの日本人の子とでは当然英語レベルが違います。
そのため、自然と他の日本人の子たちのサポートをする役割になっていました。
日本人の子が具合が悪いと先生に伝えて保健室まで付き添い、移動教室では「次の授業はコンピューターだよ!」と教えて一緒に行く、といった感じ。
授業中に他のクラスの子の件で呼ばれることもあり、「またー?」と生意気にため息をつきながらも、正直先生に頼られる自分かっこいいと思っていたのは否めません(笑)
しかし、数年そんなことを続けていたある日、私は爆発してしまうのです…。
外国人も多く住むアメリカでは、小学校には必ずESL(English as a Second Language)という英語が母語ではない人の為のクラスがあります。
ある時、Recessという外で遊べる長い休み時間に、先生が慌てて私を呼びに来ました。
何かと思えば、ESLの授業中に泣いてしまった日本人の子が泣き止まないから理由を聞いて欲しいとのこと。
外で遊ぶのが好きだった私にとって、Recessを奪われるのは一大事でしたが、しぶしぶ教室に行って泣いている子を慰めるも「うるさい!あっちいけ!」と振り払われるばかり。
そうこうしているうちに貴重なRecessは終わってしまいました。
他の子よりも英語が話せたとしても、私も当時は子どもです。
私自身が何も悪いことをしていないのに遊べなかったことへの不満もあり、「この子、わがままで泣いてるだけだから、泣き止むまでほっとけばいいよ!」と言って自分の教室に戻ってしまったのです。
本当は「理由が説明できないみたいだから、落ち着くまで待ってあげて」と先生に言えればよかったのですが、そこまで大人になれなかった私。
先生も対応できず、結局その子は早めに親がお迎えに呼ばれて、その日は一旦家に帰ることになりました。
なぜこのエピソードを覚えているかというと、私が記憶している限り人生で初めて罪悪感を覚えたのがこの時だったからです(笑)
あまり調子にのったり背伸びをしたりせず、自分のできることを程々に海外生活を送りたいですね。
次回は、アメリカで異常に偏った日本人イメージが広がる理由をご紹介します!
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