<そろそろ臨月なんですけど…!→キルギスの病院で門前払いされる妊婦達>キルギス子育て奮闘記[#35]
みなさんこんにちは。
順調にキルギスという異国の地で妊婦生活を進めていた私ですが、一つだけ気がかりなことがありました。
それが「産科が決まっていない」ということです。
日本だと里帰り出産でもしない限り、妊婦検診を受ける婦人科と出産する産科が一緒になっていることが多いのではないでしょうか?
そうでないにしても、妊娠が発覚したら早めに分娩予約を取らないと大変だという話を聞きます。
しかしここはキルギス共和国。
エコーを取るにも血液検査をするにも、ほかの病棟、下手すると他の病院に回されてしまうシステムなので、今まで妊婦検診を受けていた病院では産ませてもらえません。
しかも産科の予約ができるのは妊娠35週をすぎてから。
その前に行っても「35週こえてから来てください」と門前払いを受けます。
35週といえばもうそろそろ臨月ではありませんか?
いつ産まれてもおかしくない状況になって、まだ産むところが決まっていない…とは、結構のんびりしてますよね。
ようやく35週をこえて行った病院では妊婦さんを集めた説明会が開かれていていました。
そこにいた妊婦さんの中にはもう40週を越えた方もいて「もう産まれちゃうよ?!」と、なぜか私が焦ったものです。
キルギスは子どもの人口が多く、総人口の約6割が18歳以下だそう。
子だくさんで5人、10人と兄弟がいる人も多いので、出産回数の多いお母さんは余裕があるのかもしれませんね。
ちなみに、医療が発達している国ならともかく、キルギスでの出産(出産にかかわらずすべてですが…)はリスクがあります。
「簡素」といったらあまりにも褒めすぎくらいの病室で「日本で産んだらどんなに安心だったろう…」と、痛感するような事件が次々起こるのでした。
そんなキルギスで出産時に経験したトンデモない妊婦の扱いについては次回に続きます!
今回の記事で気になる出産ですが、妊婦が苦しむ【つわりは英語で何て言う?】も記事でチェック!