運賃を正しく支払わない【キセル】は英語で通じる?通じない和製英語?

「キセル」は英語で【通じない】
電車の乗車運賃を正しく支払わずに不正に乗車することを意味する「キセル」は英語では通じない表現です。
そもそも、この「キセル」はタバコを吸う道具のキセルが由来で、刻みタバコをつめる火皿と吸い口の両端だけが金属であるキセルから、中間の運賃を払わない不正乗車の手口を揶揄している訳です。
そんな、正しい運賃を支払わない「キセル」は英語で[fare evasion]などと表現します。
ここで使われている[fare]は「運賃」を意味し、[evasion]は「逃れること・回避すること」を意味するので、英語では「運賃を回避すること」というニュアンスでキセルを表現する訳ですね。
例文として、「彼はキセルを犯し、3倍の運賃を請求された。」は英語で[He committed fare evasion and was charged three times the fare.]などと言えばオッケーです。
また、「キセルする」という動詞としては上記の例文のように[commit fare evasion]と言ったり、「運賃を逃れる」というニュアンスで[evade the fare]なんて表現が使えます。
例えば、「フランスの鉄道では、キセルをする人がたくさんいる。」は英語で[There are a lot of people who evade the fare on French trains.]など言える訳ですね。
ちなみに、改札を無理やり突破するキセルの手口である「改札突破・改札破り」は英語で[gate crashing]などと表現し、「彼は改札突破をしてキセルをした。」は英語で[He committed fare evasion by gate crashing.]なんて表現出来るので覚えておきましょう。
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