特定外来生物の【キョン】は英語で通じる?通じない和製英語?

「キョン」は英語で【通じない】
特定外来生物に指定され、増えすぎた事で農業被害なども深刻な動物「キョン」は英語では通じない表現です。
実は、元々「キョン」は中国や台湾に生息している動物で、漢字で書いた「羌」を台湾語読みした[kiong]が由来となった表現で、英語ではないんです。
そんな小型のシカ科動物である「キョン」は英語で[Reeves’s muntjac]などと表現します。
ここで使われている[Reeves’s]は、この種を最初に西洋に紹介したJohn Reevesというイギリスの学者の名前に由来し、[muntjac]は「マメジカ」を意味する英単語なので、英語では「リーブスさん(が見つけた)マメジカ」というニュアンスでキョンを表現する訳ですね。
例文として、「千葉県や伊豆大島などでキョンが急増している。」は英語で[Reeves’s muntjacs continue to increase rapidly in Chiba , Izu Oshima and other areas.]などと言えばオッケーです。
他にも、「キョン」の英語として「中国のマメジカ」というニュアンスで[Chinese muntjac]という表現も使えます。
例えば、「この地域では、キョンによる農業被害が深刻だ。」は英語で[Agricultural damage caused by Chinese muntjac is serious in this area.]などと言える訳ですね。
ちなみに、キョンなどの外来生物の「駆除」は英語で[extermination]などと表現します。
例えば「自治体はキョンの捕獲にお金を出す事で駆除を促している。」は英語で[The local government offers money for the capture of Kyong to encourage extermination.]などと言えるので覚えておきましょう。
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