<私がフランス生活で一番頼りにしていたアレ→しかし油断するとフランスならではの問題が…>フランスは今日も平常運転[#2]
海外生活で気になるのは、住む街の移動手段ではないでしょうか?
パン職人としてフランス留学中には移動手段が必要でしたが、さすがにフランスで車を買う程お金に余裕はありません。
そんな私が最も利用したのは、バスでも電車でも地下鉄でもありませんでした。
なんと、フランス滞在中に最も私が利用した移動手段はレンタル自転車!
私が滞在していたフランスの南東部に位置するリヨンは、美食の街としても有名で、世界遺産にも登録されている美しい街なので、観光客も多く交通網もしっかりしています。
しかし、交通機関の1回券(約300円)が地味に高く、さらに私の仕事はパン職人なので、始業はいつも電車やバスの始発前なので公共交通機関は役に立たないのです。
「歩いていくには遠いし、朝とはいえ薄暗い時間の女性の一人歩きは危険だし…」と、どうしたものかと思っていた時に友人からすすめられたのがレンタル自転車でした。
リヨンのレンタル自転車は市内の至るところにステーションが設置されていて、24時間いつでも利用できます。
アプリをダウンロードすれば、ステーションの場所や自転車の数、タイムリミットまでリアルタイムでわかる優れもの。
その便利さから利用者も多く、朝の通勤時間帯は借りられる自転車が1台もないステーションもよく見かけました。
恐る恐る使ってみた私も、その手軽さに感動し、その日のうちにお得な年間チケットを購入し、滞在中ずっと利用していました。
しかし、ここはフランス!!
メンテナンス不足の自転車が紛れているのは日常茶飯事で、私も気が付かずにパンクした自転車を借りてしまった事もありました。
他にもチェーンが外れていたり、ブレーキがよく利かなかったりという命に係わる事もあるので、利用前に自転車のチェックは必須です!
しかし、どんなに気を付けていても、トラブルに巻き込まれるときは巻き込まれるもの。
ある日、自転車を返却しようとした所、ステーションとの連結部分のフックがゆがんでいたため返却完了の処理が出来ないという事件が発生しました…。
私が利用していた年間チケットでは、1回の利用は30分と決められており、時間内に返却しないと当然追加料金がかかります。
最悪、ロックされていない自転車を他の人に勝手に利用されてしまうと、追加料金だけでなく自転車の弁償として150ユーロ(日本円で数万円)を支払わなければならなくなります…!
追い詰められた私とレンタル自転車との想像の斜め上のバトルは次回へと続きます!
今回の記事で気になるレンタル自転車ですが、レンタル自転車に多い【電動自転車は英語で何て言う?】も記事でチェック!