
<インドの常識は世界の非常識!?→交通事故のリアクションが想像の斜め上>世界を旅する私の話(14)
前々回の話でインドの交通事情が少し分かったと思いますが、今回もそんな世界一周中に訪れたインドの交通事情のお話です。
インドでビックリしたことの一つに、車やバイク、リキシャとよばれる三輪タクシーが車線を無視して自由気ままに走っていることがあります。
急な車線変更・無謀な追い越しは当たり前で、「この国に交通ルールというものはないのか…」と常に思いながら旅をしていました。
そんなある日、信号がない道路を渡りたかった私は、他の国でも無事に渡れた経験から「まあ車が来たとしても止まってくれるだろう」と思い渡ることにしたのです。
案の定近づいてきた何台かの車は私を見て止まってくれましたが、なんと車の間をぬって進んできた1台のリキシャが私に向かって突っ込んできたのです。
「きゃーーー」と叫ぶ私に、そのままスーっとぶつかってきたリキシャ…。
運転手は「おーっと、ごめんね。笑」と軽く謝って当たり前のようにそのまま走り去ってしまいました。
幸い衝突直前に原則していたので大きな怪我はなく、「道路を渡ろうとした私が悪い」と納得し、観光を続け数日後。
今度は私自身がリキシャに乗って観光していた時の事です。
外の景色を見ながら楽しんでいたのですが、ここも自由気ままな運転手が多く、十字路では車やリキシャがあらゆる方向から同時に進んでくるというカオス状態!
そんな恐ろしい道路状況を見て不安だらけの私の目に飛び込んできたのは、正面から私のリキシャに突っ込んでくる別のリキシャでした。
またもや「きゃーーー!」と絶叫する私の願いはむなしく、そのまま正面衝突したリキシャでしたが、お互いの運転手は一言「ごめん。」だけ。

二人とも当たり前かのように軽く手を挙げ謝り、何事もなかったかのように進んでいきました。
シートベルトもなく、体が前後に揺られて怖かった私は「安!全!運!転!で!お願い!!!」と頼んだのですがいつまでも「大丈夫、大丈夫ー!笑」とヘラヘラしている運転手。
「郷に入っては郷に従え」と言いますが、インドではどうしてもこの交通事情に慣れる事はなかったです…。
次回は、インドで私を争っておじさん達が大もめした大事件をご紹介します!
今回の記事でも気になる、交通事故に備えて装着しておきたい【ドライブレコーダーは英語で通じない?】も記事でチェックしよう!