
<ドイツで日本食を作ろうとしたらボッタくられた?→なんで5万円も取られるの!?>ドイツで女子大生してました[#5]
今回はドイツ留学中の私が、日本の家庭料理を海外で作ってみたお話です。
冬になると、日本人としては鍋料理やしゃぶしゃぶが恋しくなりませんか?
家庭のしゃぶしゃぶといえば、薄切り肉を野菜と一緒に食べる手軽な料理のイメージですよね。
そんなしゃぶしゃぶに最も必要なのが薄切り肉ですが、日本ではしゃぶしゃぶ用の薄切り肉なんてどこのスーパーでも売っているごくごく一般的な商品ですよね。
ある日、現地の友達が「しゃぶしゃぶという日本の食べ物を食べてみたい」と言うので、お肉を買いに精肉店に行きました。
しかしドイツをはじめとするヨーロッパでは、薄切り肉を食べる習慣がなく、お店でのお肉の販売方法と言えば塊肉・ブロック肉がポピュラーなんです
私が行ったお肉屋さんでも並んでいるのはかたまり肉なので、店員さんに「薄いお肉ありませんか?」と聞くと、「これが一番薄いよ」と笑ってカツレツ用の暑さ1~2センチの肉を指差しました。
しかし、こんな分厚さではしゃぶしゃぶとしてはお話にならないので、「もっと薄いのが欲しいんです!」と言うと、「特注品になるよ…」と真顔になる店員さん。
仕方なく特注でお願いし、お店でできる一番の薄さでカットしてもらうと、ようやく私たちに馴染みのあるしゃぶしゃぶ用のお肉になりました。
「やっと肉にたどりつけた…!」とホッとしたのも束の間…支払いの時に値段を聞いてびっくり!なんと特注でお願いした豚バラの薄切り肉は、日本円で約5万円もしたのです!!

その後無事にしゃぶしゃぶを食べることができたのですが、肉を食べるたびに「これが5万円の豚肉…」と頭の中にお金が浮かんでしまい、心から楽しんで食べる事が出来ませんでした…。
異なる食文化だと食材1つ手に入れるのも特別な技術料金がかかってしまうなんて恐ろしいですね。
さて、次回はドイツ料理のポテサラを作ってみたら日本とは全然違った話をご紹介します!
今回の記事で気になる薄切り肉ですが、薄切り肉と一緒に炒める事もある【厚揚げは英語で何て言う?】をチェック!