
<イギリス留学して思い知らされた…→日本人がヨーロッパ人に勝てない理由>オドロキの英国生活[#5]
イギリスの大学に留学した時、私は大学でドイツ語とスペイン語を選択するという暴挙に出ました。
つまり、「日本人が、英語圏の大学で、英語で行われる、スペイン語(ドイツ語)の授業を受ける」という事です。
聞いただけでややこしい感じが伝わりますよね。。
実は「私自身、イギリスで特定の分野を学びたかった」というよりは「イギリスで長く生活したかった」というのが本音だったので、割と興味本位や思い付きで履修選択をしていたのです。
そこでびっくりしたのが、『初級』スペイン語の授業の進む早さ!
なんと、日本の大学で1か月以上くらいで進める範囲をたった1コマで進めました・・・!!?
私はドイツ語はやったことがあったので良かったのですが、スペイン語に関してはまったく喋れなかったため、事前知識がない中とんでもないスピードで進んでいく授業を唖然と聞いていることしかできませんでした。

このことを現地の友達に話した時、「ヨーロッパでは親族や友達などにヨーロッパ各地の血を引いている人も多く、(程度の差こそあれ)母国語以外の外国語をある程度話せる人が多い」と言われ、隣国との関係が深いヨーロッパ文化と日本の違いを改めて感じました。
人だけでなく物のやり取りも多い為、自分達以外のヨーロッパの言語などに触れる機会も多いのでしょう。
それにしたって、どうしたらこんな勢いで進む授業についていけるのか不思議です。
頭の作りが元から違うのか、それとも英語とヨーロッパ言語に通じるところがあって彼らにとっては簡単に学びやすいのでしょうか。
ちなみに、同じスペイン語のクラスを取っていた香港人の友達は、私と同じように授業に大苦戦していたので、どうやらアジア圏の生徒にとってはレベルが高いと感じる授業だったことは間違いないようです。
私は留学するまでに英語をそこそこ勉強して頑張ってきたつもりですが、このような授業を体験してしまい、「日本の外国語教育で海外勢に追いつくのは大変だな…」と感じてしまった部分もありました。
結局授業では日本語のサイトなどで確認しながら復習し、なんとか単位は取ることができましたが(ちょっとズルだったかな)私が本当の意味でスペイン語を習得するにはまだまだ時間がかかりそうです。
次回は、日本では後ろ指さされそうなイギリスでよく見かける光景をご紹介します!
今回の記事でも気になる大学の授業ですが、授業中に行われる【小テストは英語で何て言う?】も記事でチェックしよう!