急激な温度変化による【ヒートショック】は英語で通じる?通じない和製英語?

「ヒートショック」は英語で【通じにくい】
急激な温度変化によって血圧が大きく変動し、心筋梗塞や脳卒中などのリスクが高まる現象である「ヒートショック」は英語ではやや通じにくい表現です。
英語にも「ヒート:heat」と「ショック:shock」という単語はありますが、[heat shock]という表現はあまり一般的ではありません。
急激な温度変化によって引き起こされる身体への深刻な影響を意味する「ヒートショック」は英語で[thermal shock]などと表現します。
ここで使われている[thermal]は「熱の・熱による」などを意味し、[shock]は「衝撃・ショック」を意味する英単語なので、英語では「熱によるショック」というニュアンスでヒートショックを表現するわけですね。
例文として、「寒い部屋から暖かいお風呂に入ることで、ヒートショックのリスクが高まる。」は英語で[Entering a warm bath from a cold room increases the risk of thermal shock.]などと言えばオッケーです。
この例文のように、ヒートショックの危険性が高い「寒い部屋」は英語で[cold room]などと表現するので覚えておきましょう。
また、ヒートショックの原因となる「温度変化」は英語で[temperature changes]などと表現します。
例えば、「急激な温度変化はヒートショックの原因となる。」は英語で[Sudden temperature changes can cause thermal shock.]なんて言えるわけですね。
一方で、ヒートショックを防ぐ為に「高齢者は冬に入浴する前に浴室を暖めるべきである。」は英語で[Elderly people should warm up the bathroom before taking a bath in winter.]なんて表現できますよ。
ちなみに、ヒートショックが原因でおきる「心筋梗塞」は英語で[myocardial infarction]、「脳卒中」は英語で[stroke]などと表現するので覚えておきましょう。
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