
<疲労の限界の米軍兵士達→あまりにも無責任な行動に出て唖然…>米軍基地で働いてみた[#92]
(前回の続き)米軍基地内のジムにある老朽化したウエイトルームの改装工事が決まりましたが、費用や手続きなどで問題は山積み。
そこでコンクリートの解体を兵士に頼む事になったのですが、2人の兵士がハンマーのみの人力で作業を行っていたのです。
その日もいつもの2人の兵士が早速作業を始めましたが、既に昨日の時点で見るからに疲労はピークを越えていて、なんだか今日は休憩の頻度も多い感じ。
同僚も気になったようで「毎日、あの2人だけで大変だよね…?機械とか使えないの!?」と心配そうな顔。
そこへ彼らが顔を出し「少し早いけど、ランチに行ってくる」と言いました。
「あれ、もうそんな時間か!」と、時計を見るとなんどまだ11時前です。
早すぎない?と心の中で思いつつも、毎日大変そうなので「OK!Enjoy lunch!」と言って、私も笑顔で彼等を見送りました。
その後、来客対応などが忙しく、やっと自分の休憩をとった後に仕事に戻ってふと時計を見ると、針は3時を指しています。
すると、同僚がポツリと「そう言えば、解体作業の兵士達ってランチから戻って来た?」と言い出したのです。
忙しくて気にしていなかったけど、そう言われれると、11時前にランチに出て行ったきり二人の姿を見ていません。
急いで解体工事中のウエイトルームに行くと、そこにはまさかの光景が…!
なんと彼ら愛用のハンマーなどの道具が床に転がり、彼らが首にかけていたタオルや水筒は置きっぱなし…もぬけの殻ではありませんか!

そして、その日から彼らが戻ってくることはなかったのです…。
どんなにイヤだったとしても自分が基地の兵士なのに基地の仕事を放棄するなんて、そんな事あるのでしょうか…(目の前で起きた事なのですが…)。
それからしばらくして、ボスが探していた工事業者の人が来るようになり、プロの業者が電動ハンマーなどの工具を使用して、解体・改装工事は無事に完了しました。
しかし、あの2人の兵士が戻ってこなかった理由は謎のままで、彼らがどこに行ったのか、なぜ戻ってこなかったのか、誰も知りません。。
基地から兵士が逃げ出せるわけもなく、「米軍基地って本当に不思議な場所だな…」と改めて思い知らされた出来事でした。
さて次回は、基地の中で超自慢できるアノ称号についてご紹介します!
今回の記事で気になる兵士達による解体作業ですが、工具の【電動ドライバーは英語で何て言う?】を記事でチェック!