＜コレがあると米軍基地内で超自慢できる！?→兵士達が憧れてやまない称号とは…＞米軍基地で働いてみた[#93]
今回も私がアメリカ軍基地で働いていた時のお話です。
皆さんの中にも、アメリカ人と言えば力自慢で筋肉大好きなイメージが無いでしょうか？
兵士達も当然鍛えるのが大好き！
訓練前後にも余念なくトレーニングを行ってその強靭な肉体を維持しているようです。
そんなトレーニング好きの兵士が集まるジムでは、景品がもらえる様々なスポーツイベントが不定期で開催されるのですが、その中でも人気のイベントに「300」と呼ばれるベンチプレス競技がありました。
これは文字通り重さ「300ポンド（約136kg）」をベンチプレスであげられるかどうかというシンプルな競技。
成功者には非売品オリジナルTシャツが賞品として贈られる事になっているのですが、成功者はジム内に飾られた歴代の成功者の前で特別な紹介を受ける栄誉を与えられるので、兵士たちの憧れの的となっているようです。
「我こそは！」と自信満々で挑戦する兵士がほとんどですが、普段は成功していてもギャラリーが周りに集まり、まるで全国大会のような雰囲気になると、緊張してしまい実力を発揮できない場合もあるんです。
中には、失敗した後に「もう一回もう一回…！！！」と、子供のようにスポーツコーディネーターに頼み込む兵士もいますが、そこは一発勝負なので許されません。
すごすごと大きな肩を落として帰っていく兵士の寂しそうな後ろ姿からは哀愁が漂っています。
見事「300ポンド」をクリアした兵士には、お名前と連絡先、Tシャツサイズを聞き、後日届いた非売品Tシャツを渡してインタビューや写真撮影を行うのですが、当然毎回スタッフ全員が現場に立ち会える訳では無いので、引継ぎノートで成功者やTシャツの引き取り情報を共有しています。
そんなある日、出勤すると「※本日300Tシャツ受け取り」と連絡メモがノートに書いてありました。
しかし、それがまさかの事件に繋がるとは当時の私は知る由もなかったのですが、お話は次回に続きます！
今回の記事で気になるベンチプレスですが、筋トレ好きの人達が食べる【ささみは英語で何て言う？】を記事でチェック！
