テレビなどで使う【カンペ】は英語で通じる?通じない和製英語?

「カンペ」は英語で【通じない】
テレビ番組の収録などで、演者に台詞や指示を示す紙のことを意味する「カンペ」は英語では通じない和製英語です。
そもそも「カンペ」は「看板ペーパー」や「カンニングペーパー」などの略だと考えられており、英語ではないんですね。
そんな撮影に使われる「カンペ」は英語で[cue card]などと表現します。
ここで使われている[cue]は「合図・指示・きっかけ」などを意味し、[card]は「カード・紙」などを意味する英単語なので、英語では「合図や指示のカード」というニュアンスでカンペを表現するわけですね。
例文として、「司会者はカンペを読みながら話した。」は英語で[The host spoke while reading from cue cards.]などと言えばオッケーです。
この例文のように「カンペを読む」は英語で[read from cue cards]などと言えるので覚えておきましょう。
他にも、「カンペ」の英語として[prompt card]と言ったり、スラングとして「おバカ用のボード」というニュアンスで[idiot board]という表現もあります。
例えば、「彼はカンペを出したが、司会者は見逃した。」は英語で[He holds up a prompt card, but the host misses it.]なんて言えるわけですね。
この例文のように「カンペを出す」は英語で[hold up cue cards]、「カンペを見る」は[look at cue cards]などと表現しますよ。
ちなみに、政治家が演説などで使ったり、ミュージシャンがコンサートで使う「電子カンペ」は英語で[teleprompter]などと言うので覚えておきましょう。
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