今回は、コメディアン、ボブ・ホープの格言をご紹介
“I have seen what a laugh can do. It can transform almost unbearable tears into something bearable, even hopeful.” –Bob Hope
私は「笑い」に何が出来るかを見てきた。それは、耐えられないような涙を、耐えられるものに、希望に満ちたものにすら変える。
ボブ・ホープ(1903-2003)
【本日の格言解説】
さて、このボブ・ホープですが、100歳まで生きたご長寿コメディアンです。
2003年にこの世を去りましたが、なんとアカデミー賞の司会を18回も務めた超大物!
コメディアン、映画俳優、ラジオパーソナリティ、ブロードウェイ舞台役者、兵隊への慰問活動など、約60年もの間、活躍していました。俳優活動をする前にはプロボクサーもしていたのだとか。
ホープは、その長い芸歴の中で、様々な賞を受賞しています。
例えば、とても熱心に約60年もの間、軍人慰問活動をしていたホープは、その功績を称えられ、イギリスからは「ナイト・コマンダー」の勲章を叙勲、そしてアメリカ議会からは「最初で唯一の名誉退役軍人」としての栄誉を授かっています。
また、ゴルフが大好きなホープは、第34代大統領アイゼンハワーから第43代ジョージ・W・ブッシュまで、ほぼ全ての大統領とゴルフをしたことがあり、PGAツアー(プロのゴルフツアー)に出場経験も。
そんなゴルフ好きとして有名だった彼の名をとって、「ボブ・ホープ・クラシック」というタイトルの大会が46年にも渡って続けられていました。(2012年からはスポンサーが変わり、名称も変わってしまいましたが)
そんな彼の100年にも及ぶ人生の最期には、コメディアンらしく、埋葬法を尋ねた妻に、「Surprise me.(びっくりさせてくれ)」と伝えたのだとか。
さて、スタンダップコメディ(1人でステージ上で漫談する)を得意とする彼の名言は、彼がいかに「笑い」で人々に希望を与えてきたのか分かりますよね。
笑いで、涙を希望に変える。そんな「笑い」を与えられることが出来たなら、それは素晴らしいことですよね。