今回は、元サッカー選手、ロベルト・バッジオの格言をご紹介
“Only those who have the courage to take a penalty miss them.” –Roberto Baggio
PKを外すのは、PKを蹴る勇気があるものだけだ。
ロベルト・バッジオ(1967-)
【本日の格言解説】
「イタリアの至宝」と呼ばれるロベルト・バッジョ。
Bitly
彼はその華麗で独特なプレーでサッカーファンを楽しませ、魅了してきました。
さて、今回の彼の名言ですが、これは彼自身が書いた自伝の中で、1994年のアメリカで開催されたFIFAワールドカップの中での、悲劇のPK戦について述べた時のものです。
決勝のブラジル戦は延長の末、当時ワールドカップ決勝史上初となるPK戦にもつれこみ、外せばイタリアの敗北が決まるという場面。
そして、ここまでチームの危機を何度も救ってきたエース、バッジオの出番。
誰しもが「彼なら決めてくれる」と思っていたその時、バッジオの右足から放たれたボールはクロスバーの上を超え、カリフォルニアの空へと吸い込まれていったのでした。
当時のことを振り返りながら、「もの凄く疲労していたけど(試合が真夏の真昼間に開催、炎天下だった)、自分はPKキッカーとしての役割を果たさなければいけない」、そして「(PKを)外すのは、PKを蹴る勇気があるものだけだ」と書いています。
2004年に引退しても尚、世界中にファンをもつロベルト・バッジオ。彼はサポーターだけではなく、多くのサッカー選手からも好かれていて、バッジオとプレーが出来るなら、それだけで(彼のいるチームへ)移籍する!という選手もいた程。
現在、様々な慈善活動に取り組んでいて「平和サミット賞」を授与されるなど、サッカー以外でもその人格で多くの人を魅了しています。