今回は、ファッションデザイナー、イヴ・サン=ローランの格言をご紹介
“Over the years I have learned that what is important in a dress is the woman who is wearing it.” –Yves Saint Laurent
年月を重ねるにつれ、衣服にとって大切なのは、それを着ている女性だということを学んだよ。
イヴ・サン=ローラン(1936-2008)
【本日の格言解説】
20世紀のファッション業界をリードしていたトップデザイナーのイヴ・サン=ローラン。
Bitly
1936年8月1日にアルジェリアで生まれたイヴは、子供時代にパリへ引越し、17歳でファッションの学校に入学。
若干21歳にして、クリスチャン・ディオールの主任デザイナーとなり、翌年のコレクションでは斬新なデザインを発表。
「フランスを救った」と、賛辞を得ました。
その2年後に徴兵され、神経衰弱のために入院。完治後は恋人であり、ビジネスパートナーでもあったピエール・ベルジェと共に自身のブランド「イヴ・サン=ローラン(YSL)」を立ち上げます。
そしてご存知の通り、YSLは世界中で大人気に。
しかし、大成功の裏ではアルコールやドラッグ漬けになる日々が続いていました。
元々、鬱の傾向があったようですが、世界的なトップデザイナーとなり、毎年のコレクションでは常に斬新なデザインを期待され、肩にのしかかったプレッシャーが彼を追い詰めていたようです。
彼は、仏ヴォーグ誌の表紙に初めて黒人女性を採用させるようにしたり、ランウェイでも初めて有色人種を起用するなど、ファッション業界に様々な貢献をしてきました。ナオミ・キャンベルは彼のことをこういっています。
「有色人種のために多くの手助けをしてくれた。」
そんな彼は2002年に引退、その6年後にガンのためにこの世を去りました。
彼を惜しむ声はとても多く、世界中でその訃報が報じられました。
今回の名言は、女性のファッションに、そして生き方に多大な影響を与えた彼の信念。
その信念に基づいて、YSLは今でも世界の女性たちから愛されています。
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