<これがアフリカ式おもてなし!?朝ごはんにお呼ばれしたら机に並んだ物が…>アメリカサッカー留学記[#17]
今回はアメリカの大学で、サッカー部のチームメイトだったアフリカ人のエピソードをお伝えします!
大学は田舎の小さな町にあったので、大学の周りに住む生徒がほとんどでした。
僕のチームメイトも全員が半径500m以内くらいに住んでいて、寮に住む人やアパートに住む人、長屋の一軒家でシェアハウスをする人など様々でした。
僕も1年目は寮に住んでいましたが、2年目以降はチームメイトとシェアハウスをし、授業や練習がないときは友人を招いてゲームをしたり食事を共にしたりすることが日常。
僕から少し遅れて、タンザニア出身のチームメイト、フランクも寮を出ることになりました。
フランクはチームメイトみんなからいじられるような愛されキャラなのですが、とある日、「次の日曜日は試合もないし、うちでモーニングでもしないか?」と誘われ、せっかくだし行ってみようと思い快諾したのです。
僕はアフリカ料理についてはあまり詳しくなかったので、「アフリカのモーニングって豆をペースト状にしたものとか出るのかな〜?」など色々想像しながらその日を楽しみにしていました。
いざ日曜日になりフランクの家に着き、立派なダイニングテーブルに座って待っていると、フランクが食パン2枚をテーブルに置きました。
「ほうほう、これに何か乗せるわけか。」なんて思っていたのですが、一向に動こうとしないフランク。
すると、こちらを見て「What’s wrong? This is what I usually eat in the morning.」(どうした?これがいつも朝食べてるやつだけど?)と、これがいつも食べている朝食だと言うのです。
パンに乗せる具材があるわけでもなく、ジャムがあるわけでもない、なんとフランクが用意してくれたのは本当に食パン2枚だけだったのです…!
「人を呼んでおいて食パンだけってそんなことある!?」と驚きつつ、わざわざ家に呼んでくれたことに感謝しようと思うことにしましたが、普段から食パンに何もつけずに食べていることを考えるとやっぱりおかしな人だなと思いました。笑
その後もフランクからモーニングに誘われることが多かったので何度か彼の家に行きましたが、食パンしか出てこない事がわかったので、僕の自宅からお気に入りのチョコスプレッドの「ヌテラ」を必ず持っていくようになったのです。
更に驚いたのは、フランクが僕が持ち込んだチョコスプレッドを全く遠慮せず自分のパンにもガッツリ塗っていたことで、「お前も塗るんかい!」と思わず心の中で突っ込んでしまいました笑
そんなフランクですが、僕が違う大学に編入した後も連絡を取り続け、今でも定期的にビデオ通話をするくらい仲良しな愛くるしい親友です!
次回は、本場アメリカのAmazonのまさかの対応をご紹介します!
今回の記事で気になる食パンのみの朝ごはんですが、パンの種類【あんパンは英語で何て言う?】も記事でチェックしよう!