今回は、「かいじゅうたちのいるところ」作者、モーリス・センダックの格言をご紹介

“There must be more to life than having everything.” –Maurice Sendak
人生には、全てを手に入れるよりも大切なことがあるはずだ。
モーリス・センダック(1928-2012)
【本日の格言解説】
2010年に「かいじゅうたちのいるところ」という映画が公開されたのは記憶に新しいと思いますが、この物語は元々モーリス・センダックが描いた同名の絵本でした。
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センダックは、幼い頃から体が弱く、家の中ではよく絵本を読んでいたとか。
また、12歳の時に両親と観に行ったディズニー映画「ファンタジア」は、絵本を作り始めるにあたって、大きな影響を受けた、と言っています。
そんなセンダックは高校を卒業した後、玩具店でウィンドウを装飾する仕事をしながらデザイン学校に通います。ある時、絵本の挿絵を描いたことがきっかけで、自身も絵本作家に転身したのです。
そうして、彼の絵本はたちまち子ども達に大人気となり、1963年に出版した「かいじゅうたちのいるところ」が、アメリカで最も権威のある児童書の賞である『コールデコット賞』を受賞しました。
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彼は、「センダックの絵本論」という著書の中で、「子どもがどんな現実の中で生きているかを考えると、ある種の子どもの本の、真実の半分しかみようとしない姿勢は、全く恥ずべき物であると言わざるを得ません。」と述べていますが、それ程センダックは現実に子供と向き合って絵本を描いていると言えます。
そんな、世界中の子ども達を惹きつけて止まない絵本を生み出してきたモーリス・センダックは2012年5月、83歳で永遠の眠りにつきました。
今頃、天国でも子ども達に絵本を読んであげているのでしょうか・・・。

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