<ハワイで日本人が盗難に!?→ハワイならではの理由があった>おかしなハワイ人の暮らし[#12]
私がハワイで生活していた頃は、毎日のように日本人観光客が大勢押し寄せ、ショッピングに観光ツアーに、アクティビティにと短い滞在を全力で楽しんでいました。
私はそんな日本人観光客とは正反対の生活で、移動はもっぱら島中均一料金で行けるシティバスを利用し、食事も自炊が多く割と無駄使いを避けて暮らしていたのです。
それでも当初は「日本人で・カレッジに通って・アルバイトもせず・殆どビーチで寝転んでいる」私に対して特異な感情を持って近づいてくるハワイアンもいた事は否めません。
そんな中、同じカレッジに通う日本から来たケイちゃんと知り合いました。
大人しい性格の彼女でしたが、いつも口角を無理に持ち上げ、必死に愛想をふりまく姿を見て、私は内心「この子、大丈夫かな?」と気にしていたのです。
そんなある日 カレッジでウロウロしていた私を見つけてケイちゃんが飛びついてきてビックリ!
聞けば現金とビデオカメラを盗まれたというではありませんか!
いつもの様子とは違い、パニック状態の彼女。
話を聞くと、カレッジの友達に「ビデオカメラを貸して」と言われて貸したら返してくれない、違う子にランチ代を貸したら返してくれない…と次から次へと不幸な話が続くのです。
恐らくケイちゃんはお友達が欲しいのと、人の良さが混ざって「何でもOKするへらへらしたお金持ち日本人」と思われてしまったのかも…。
そして、彼女の頭の中で「貸した物を返して貰えない」が「盗まれた」にまで膨れ上がってしまったのですね。
もちろん、私は手を尽くしてビデオカメラとお金が彼女に戻るように協力しましたが、この手の問題は断り下手な日本人側にも原因があるのでは?と思ってしまいました。
前にも書いたディナーをたかるPuaの家族や、貸したお金を中々返してくれないPikakeのように「日本人=お金持ち」と思い込んでいるハワイアンは今でも多いのかもしれません。
「Yes」と「No」はハッキリ伝えなければいけませんね。
次回は、ハワイで出会ったフラ男子の秘密をご紹介します。
今回の記事で気になる返して貰えないお金ですが、【現金は英語で何て言う?】も記事でチェックしよう!