お店や企業が受ける【カスハラ】は英語で通じる?通じない和製英語?
「カスハラ」は英語で【通じない】
顧客などの利用者が、お店や企業に対して理不尽なクレームや要求をする事を意味する「カスハラ」は英語では通じない和製英語です。
そもそも「カスハラ」とは「顧客」を意味する[customer]と、「いやがらせ」を意味する[harassment]を組み合わせた「カスタマーハラスメント」の略ですが、英語では基本的に[customer harassment]という表現は使われません。
お店や会社の従業員に対する顧客のハラスメント「カスハラ(カスタマーハラスメント)」は英語で[abuse of workers by customers]や[customer abuse of workers]などと表現します。
ここで使われている[abuse]は「虐待・悪態・ののしる」などを意味し、[customer]は「顧客」を意味するので、英語では「顧客による従業員への虐待」というニュアンスでカスハラを表現する訳ですね。
例文として、「日本ではカスハラが増加していると言われています。」は英語で[It is said that customer abuse of workers is on the rise in Japan.]などと言えばオッケーです。
ちなみに、この「~ハラスメント・~ハラ」という表現が日本では非常にたくさん使われますが、パワハラ(パワーハラスメント)やマタハラ(マタニティーハラスメント)など海外ではほとんど使われていない表現も多いので注意しましょう。
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