<ハワイで親友に突然子供が出来た!?→旦那や結婚など疑問だらけ…>おかしなハワイ人の暮らし[#11]
ハワイ生活も数ヶ月になり、ユニークなハワイアンの友人の中にEvaという子がいました。
彼女 はいわゆるピュアハワイアン(混血ではない生粋のハワイ人)で、肌も黒くポッチャリ系。
ある日、いつものように2人で街をうろついていた時に「I’m pregnant.(私、妊娠しているの)」と、彼女が突然言ったのです。
「プレ?プレ?」その単語を初めて聞いた私は意味が分からず、かと言って「分からん」とも言えず「Oh,yeah.(あ、そう)」なんて知ったかぶりをしてしまいました。
それから彼女は「何月」がどうの、「ベビーがどうの」とまくし立てていましたが、私は本当の意味が理解できずに曖昧に相槌を打っていました。
実はその時に彼女は妊娠8ヶ月くらいになっていたのですが、元々ぽっちゃりしているのでお腹に赤ちゃんがいるなんて分からなかったのです。
それから暫らくしたある日曜日、私はEvaのおうちで行われる例祭(ミサみたいなもの)に呼ばれました。
当時、彼女はオアフ西側のNanakuliという地区に両親や兄弟、親戚などと総勢11人で暮らしていたのですが、そんな大家族の家に行くと、Evaは可愛い白い服を着て腕の中に小さな赤ちゃんを抱いて立っていたのです。
「え、赤ちゃん?!聞いてないんですけど???」と、戸惑う私に彼女は「私、言ったよ!」と笑います。
状況が呑み込めない私は、「結婚してたんだ?ダンナさんはどこ?」と聞くと、Pikakeは「結婚してないし、ダンナもいないよ?」と言うのです。
今ではシングルマザーや未婚の母も多くいますが、当時の日本では考えにくい状況にポカンと言葉の出ない私。
ただ、このハワイアンの家族は明るく笑って産まれたばかりの赤ちゃんをかわるがわる抱いて幸せいっぱいの様子。
私はそれからもEvaファミリーと仲良くしていますが、衝撃のその日からEvaは更に3人の子供を産み、家族全員で大切に育てています。
赤ちゃんの父親が誰かなんて関係ない、子供は家族みんなで育てるもの。大らかなハワイアン家族の口癖はいつも「No problem!」「Take it easy.」です。
次回は、ハワイで日本人の友達が盗難にあったと泣きついてきた事件をご紹介します!
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