＜米軍兵士のお給料は日本とはあまりにも違う！？新兵達にお金事情を聞いてみた＞米軍基地で働いてみた[#44]
今回も私がアメリカ軍基地で働いていた時のお話しです。
Payday（給料日）になると基地内のクラブに来る兵士が増えます。
懐があたたかくなると、財布の紐が緩くなるのは世界共通なのでしょう。
しかし、しばらくして気が付いたのですが、どうも15日と30日の月に2回兵士がクラブに増えているのです。
同僚に聞いてみると「兵士達は、もらったお給料を直ぐに全額使っちゃうから、軍隊では2度に分けて支払うらしいよ！」との事。
とは言え、お金の話題は個人的な事なので、直接確かめ難く…悶々とする私です。
そんなある日、通常のUnit（部隊）の他に、ミリタリー学校を卒業したての兵士達が私達の基地に配属されたのですが、初々しい新兵達が迎えた初めての給料日。
飲みに来た兵士達に「給料は何に使うの？」と聞いてみると、「両親に仕送りする・貯金する・使いまくる！」と様々な答えです。
特に新兵は、基地外への外出が制限されている事も多く、外出も基本バディと二人一組での行動になるなど、自由に遊べません。
そうなると、基地内のクラブで飲むかジムでひたすら鍛えるしかないんです。
そんなクラブの常連になりつつある、陽気な新兵たちがビリヤードでワイワイ盛り上がっている最中に、彼らの上官らしき人物が制服姿でふらりと現れました。
その姿を見るやいなや、ダラけていた兵士たちがピシっと整列、敬礼します。
敬礼を返した上官が、おもむろに「君たちは先月、初給料をもらったね？その数週間後に2度目の給料支払いがあっただろう？つまり同じ月に2回受け取ったね？」
新兵達は困惑しながらも「Yes Sir！」と答えます。
上官が、ほろ酔いの新兵に近寄り、服の乱れを直しながら「Good！では給料の二重取りを知っているか？」と聞きます。
新兵は首を傾けました。「給料の二重取り？それは何ですか？」上官は、ニヤリと不敵な笑みを浮かべたまま沈黙していますが、この笑みの理由は次回に続きます！
今回の記事で気になる新兵達の給料ですが、給料が支払われる【給料日は英語で何て言う？】をチェック！
