ダンボールの荷造りなどの梱包や、壊れた部品の仮止めなど、様々な用途で使う【ガムテープ】は英語で通じる?通じない和声英語?
「ガムテープ」は英語で【通じない】
日本では当たり前のように使われている「ガムテープ」という言葉ですが、英語で[gum tape]と言っても通じない和製英語です。
日本でガムテープと言えばダンボールの梱包などに使うのが一般的ですが、英語でそのような用途に使われるものとしては透明の太いテープである[packing tape]が一般的です。
[packing tape]は直訳すると「荷造りテープ」となるので、用途のイメージが湧きますよね。
日本のガムテープのように布っぽい素材で強力な接着力のあるテープも海外にありますが、そのようなテープは英語で[duct tape]と呼びます。
ただし、[duct tape]の[duct]には「(水や風などを送る)管」という意味があるように、配管の簡単な接続や亀裂の修復に使えるぐらい強力な接着力のある銀色(または黒)のテープで、荷造りというよりは日曜大工(DIY)作業に使われるような超強力粘着テープを意味します。
日本で使われているガムテープの用途としては[packing tape]という英語が(透明ですが)適切で、ガムテープの素材としては[duct tape]という英語が(銀色ですが)適切という事ですね。
(筆者個人の経験では、もげた車のサイドミラーをダクトテープでぐるぐる巻きにして走っている車を見た事があります…。)
例文として、「箱にガムテープを貼ってくれる?」は英語で[Can you put some packing tape on the box?]などと言えばオッケーです。
この例文のように「ガムテープを貼る」は英語で[put packing tape on]という表現が使えるので覚えておきましょう。
ちなみに、英語で「ガムテープ」というと[gummed tape]を連想する人が多く、こちらは業務用の梱包やクラフト製作などに使われる、水で塗らすと張り付く「水貼りテープ(水テープ)」の事です。
身近な例で言うと、通販のダンボール箱の梱包に使われているロゴや絵が入ったテープなどに水テープが使われている事もあるので、気になる方は是非チェックしてみて下さい。
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