今回は、詩人、アルチュール・ランボーの格言をご紹介

“Life is the farce which everyone has to perform.” –Arthur Rimbaud
人生は、誰もが演じなければならない道化芝居である。
アルチュール・ランボー(1621-1695)
【本日の格言解説】
ランボーと聞くと、スタローン演じるランボーを思い浮かべるかもしれませんが、このアルチュール・ランボーは、100年以上も前に実在したフランスの美少年詩人。
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アルチュール・ランボーは、「早熟の天才」と呼ばれることが多々ありますが、彼が詩を書いていたのは15~20歳くらいの間だと言われています。
当時のヨーロッパでの詩とは全然違うスタイルで、韻も踏まないしリズムも無い。当時は批判されたようですが、それが後世になって現代詩のさきがけとして持てはやされるようになったのだとか。
しかし、ランボーは20代前半に、早くも詩を書くことを止め、アフリカに渡り貿易商としての人生に専念しています。普通に想像される詩人とは大分イメージがかけはなれていますよね。
武器商人となったランボーは、しかし、骨肉種を発症し、フランスへ帰ります。右足を切断したものの、癌の全身転移によって亡くなりました。
さて、このランボーですが、当時人気だった詩人のポール・ヴェルレーヌに自身の詩を送り、それを気に入ったヴェルレーヌがランボーをパリへと上京させるのですが、妻子もいるヴェルレーヌは、ランボーの美貌と才能に惹かれ、2人はやがて同棲、恋仲となります。
そんな2人の関係が描かれた映画「太陽と月に背いて」を観ると、ランボーのことが少し分かるかもしれません。ちなみにランボーを演じるのは若き頃のレオナルド・ディカプリオ!

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今回の名言は、彼の代表作「地獄の季節」の一説ですが、彼がこれを書いたのは19歳の時。
19歳で、人生を達観したかのような言葉が出てくるのはさすがです。