遭難した時や緊急事態に発信する【SOS】は英語で何の略?どんな意味?
「SOS」は【略語じゃない】
遭難時の救難信号、非常事態や緊急事態を知らせる方法として広く知られている「SOS」は、正式には何も省略されていないそのままの単語です。
元々は、海上での遭難などの海難事故において使用される目的で制定されたモールス信号の打ち方である「・・・― ― ― ・・・」(トトトツーツーツートトト)が名前も呼び方もなくそのままの表記で使われていました。
しかし、文章で書くにも毎度 「・・・― ― ― ・・・」 と書いたり、それを読み上げたりするのも大変な為、便宜的に3つの文字「SOS」という言葉が当てられたものが一般的に広まり「遭難信号」や「救難信号」という意味で広まったようです。
俗説では「SOS」は[Save Our Souls:我々を救え]や、[Save Our Ship:我々の船を救え]の略語だとされていますが、これらは後付けで考えられたものであり、「SOS」自体に意味や略は無いんですね。
例文として、「最近のスマートフォンには、SOSを発信する機能があります。」は英語で[Recent smartphones have the feature to send out SOS messages.]などと表現出来ますよ。
ちなみに、「SOS」という単語は、上下逆さまになっても「SOS」と読めるので、視覚的にも優れたサインだと言われています。
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