今回は、ミュージシャン、ジョージ・ハリスンの格言をご紹介

“As long as you hate, there will be people to hate.” –George Harrison
あなたが憎しみをもつ限り、人々の憎しみは無くならない。
ジョージ・ハリスン(1943-2001)
【本日の格言解説】
今までにジョン・レノン、ポール・マッカートニーの名言を取り上げましたが、今回はジョージ・ハリスンの名言をご紹介です。
「静かなるビートル」と呼ばれたジョージは、ギターを担当。
ジョン・レノン、ポール・マッカートニーの陰に隠れがちでしたが、中期からはジョージ作曲の作品もアルバムに盛り込まれるなど、才能を発揮しています。
また、ビートルズの中期の作品で見られたシタールとポップスの融合は、ジョージがもたらしたもの。その他、シンセサイザーを取り入れたりもしていて、革新的な存在でありました。
ビートルズの解散後はソロ活動を行っていましたが、初のソロ・アルバムは7週に渡って1位を獲得するなど、ビートルズにいた頃には中々評価されなかった彼は、書き溜めた曲をこのソロ活動で放出し、正当な評価を得たのでした。
また、他のミュージシャンとの親交が深かった彼は、エリック・クラプトンを始め、ボブ・ディランやビリー・プレストンなど数々のアーティストと共演してきました。
1991年には、エリック・クラプトンと共にジョイント・ツアーで来日もしています。
2001年、彼は肺がんの為、58歳という若さで亡くなりましたが、息子のダーニ・ハリスンが亡き父の製作途中であったアルバムを、プロデューサーと共に完成させ、現在もミュージシャンとしてジョージの魂を受け継いでいます。
さて、ジョージの名言ですが、憎しみの連鎖を断ち切ろうという言葉。
自分達が人を憎んでる限り、その連鎖は無くならないし、世の中から憎しみは消えない、だから人を憎むのは止めようという意味です。
ビートルズでも、ソロでも愛についての多くの曲がありましたが、やはり憎しみ合うよりは愛し合う方がいいですよね。
