円を描く文房具【コンパス】は英語で通じる?通じない和製英語?
「コンパス」は英語で【やや通じにくい】
二股に分かれた先に、針と鉛筆がついていて円を描く事が出来る文房具「コンパス」は英語でそのまま[compass]とするとちょっと不自然な英語です。
英語ではよくある考え方ですが、コンパスは針のある軸の方と線を書く鉛筆を指す方の2つの脚(Legs)があるので、英語では[compasses]と複数形の[s]を付けるのが普通です。
コンパスは「はさみ:scissors」と同じように、数え方としては[a pair of]を使うので、「コンパス2本」は英語で[two pairs of compasses]となります。
例文として、「コンパスなしで綺麗な円を描くことができます。」[I can draw a beautiful circle without a compasses.]などと言えばオッケーです。
一方で、商品としては[compass]という表記が使われる事も多いのですが、その際に問題になるのが東西南北を知る事ができる「コンパス(方位磁針):compass」との区別です。
そこで、海外では円を描くコンパスを「描く方のコンパス:drawing compass」、「数学用のコンパス:math compass」や、「幾何学用コンパス:geometry compass」なんて名前が付けられている事もありますよ。
合わせて、コンパスとセットになっている事も多い【分度器は英語で何て言う?】をチェック!