<アメリカ人の味覚どうなってるの?→離乳食のセンスが斜め上すぎる>いきなりアメリカで子育て[#28]
息子が5ヶ月を過ぎる頃、離乳食をどうしていくかいろいろ考え始めた私。
普段の食生活は日本食なので「やっぱりお米中心の日本食がいいよね」と思い、おもゆ、おかゆから手作りの離乳食をスタートしました。
そんなある時、家族3人で旅行に行くことになったのですが、ここで困ったのが離乳食です。
普段のお出かけは、冷凍したおかゆやおかずを、凍ったタッパーのままクールバックに入れて持ち運び、解凍されたころに食べさせるという方法で大丈夫だったのですが、1週間近くの旅行ではさすがにこれはできません。
実はアメリカでは離乳食は手作りよりも買って食べさせるのが一般的。
そこでスーパーに離乳食を見に行き購入しました。
当時は小さなガラスのジャーに入ったものしかありませんでしたから、車移動とはいえ、ある程度の数を買って、持ち歩くのは不便でしたね。
そして、肝心の息子の反応はというと、心配していた通り、口に入れては「べーっ」と吐き出すの繰り返し。
やはり日本の味になれた息子には口に合わなかったようです。
しかも、困ったのがアメリカのベビーフードの味の種類。
「オートミールとバナナ」や「カボチャとエンドウ豆」あたりはまだいいとして、「チキンとピーチ」や「ビーフと洋ナシ」なんて組み合わせの味は想像も出来ません。
「マッカンチーズ」なんていうマカロニとチーズもありましたが、味見をしてみると日本人の味覚とはちょっと違ったテイスト…。
「このままじゃ旅行中息子は飢え死にだ!!」とあせりましたが、ベビーフードにバナナやヨーグルトを混ぜたりしながらなんとか味を調整して食べさせていました。
そんな旅行中のランチにケンタッキー・フライド・チキンに入ったときの事。
試しに私のマッシュドポテトをあげてみると、なんともりもりと食べるんです。
よっぽどおいしかったのか、「もっともっと」と催促するんです。
「こんなに好きなら旅行中困ったときはこれでいいかな」なんて思いながら、私も食べてみてびっくり!
塩気が強く、胡椒がすごく効いたマッシュドポテトだったんです。
今まで味の薄い離乳食だったので、よっぽどインパクトのある美味しい味だったのでしょうね。
でもそれからしばらくは、息子はKFCのマッシュドポテトはお預けとなったのでした(笑)
さて、次回はアメリカ人社長の家で私と息子が号泣したお話をご紹介します。
今回の記事で気になるマッシュポテトですが、【マッシュポテトは英語で通じない?】も記事でチェックしよう!