<それ、Tシャツの意味ある!?→米軍兵士のありえない着こなし>米軍基地で働いてみた[#22]
(前回の続き)米軍基地で販売されているTシャツやパーカーは兵士達にも大人気ですが、そもそもの発注がおかしいせいで、売れ筋のM、Lサイズの在庫はありません。
追加注文してもすぐに入荷するはずもなく…私たちスタッフはいつも在庫管理に困っていました。
そんな中でも、兵士たちはTシャツやパーカーを欲しがるのですが、丁度良いサイズがなくても、容赦なく季節は巡ります。
そして、「小さいか?大きいか?Sか2XLサイズか」の、究極の二択を迫られることになる兵士達。
「Which one would you like?」私は大は小を兼ねる2XL推しですが、そんな考えの日本人の私とは正反対、自慢の筋肉を見せたい兵士は、Sサイズを選ぶ人が多かったんです!
でも、どう見てもその腕が袖に入りきらないことは明らか。
着れない服を何の為に買うのか理解出来ないと思いながらも、言われるがままSサイズを売っていたのですが、どうしても着たいという執念なのか、兵士達は驚くべき方法でTシャツを着こなしました。
それは…ハサミやカッターナイフで袖を切り落とし、タンクトップにするというものだったのです。
それでもダメなら、脇も切り開いてI字型にしています。私にはもはや、ただのボロボロの布切れにしか見えません。
彼らは「涼しくて動きやすい」と言いましたが、負け惜しみに聞こえるのは私だけでしょうか…?
日に日に切りっぱなしになっている裾のあった部分は、ほつれてボロボロになっていくので更に見た目が悪くなります。
それでも、そんなことを気にせずワークアウトに励む兵士たちを見て、「メンタル強いな」と感心する毎日でした。
次回は、キャンプに行った兵士がボロボロになって帰ってきたお話をご紹介します!
今回の記事で気になるTシャツの袖ですが、袖の無い【タンクトップは英語で通じない?】も記事でチェックしよう!