＜おじさん、ちょっとしつこいですよ！？米軍基地に謎のクレーマーがやってきた＞米軍基地で働いてみた[#42]
今回も私がアメリカ軍基地で働いていた時のお話です。
司令官や常駐の兵士が交代する際、それに伴い基地の部署のディレクターやマネージャーも交代することがありました。
職業によってカラーの違いがあるように、兵士とは雰囲気が違う見慣れない人を見かけると、その方がどんな立場の方なのかなんとなく分かったりします。
ある日、私が基地のジムのカウンターにいると、どこかの部署の新しいお偉いさんらしき人が訪ねて来て「Good afternoon. Is Mr. Peter available？」（ペーターさんはいらっしゃいますか？）と声をかけてきました。
ですが…そんな名前の人に心当たりが無かったので「ここには、ペーターという人はいないのですが。」とお答えすると、「そうでしたか、それは失礼しました。」とすんなり、お帰りになりました。
しかし数日後、再び現れた彼は「やはり、ペーターがここに勤務しているはずなんですが！」とおっしゃいます。
でも、いない人はいないので「該当する者はおりません。」と丁寧にお伝えするしかありません…。
彼は納得がいかない様子で、ブツブツ「Peter…Peter…」と呟いているので、念のため「Excuse me ペーター氏の苗字はなんとおっしゃいますか？」と聞くと「Date！Mr. Peter Date！」と言うのです。
この施設のボスはWilliam Dateで苗字は一緒ですが、、、「うちのボスならペーター氏を知っているかもしれませんが、あいにく本日不在なので…」とやり取りしていると奥の部屋で電話中だったマネージャーが「何を騒いでいるの、大丈夫？」と出てきました。
私が「blah-blah-blah (かくかくしかじか)」と今までの状況を説明すると、しばらく考えていたマネージャーは「あっ」と部屋に戻り、何やら探し始めました。
ここからスタッフ全員が驚く驚愕の事実が発覚するのですが、お話は次回に続きます！
今回の記事で気になる訪問客ですが、不在の人にかかってきた電話の【折り返しますは英語で何て言う？】をチェック！
