
<思わずプエルトリコ人夫にブチギレた…住んで分かったフロリダならではの大問題>大家族・オブ・カリビアン[#5]
前回お話したように、慣れ親しんだハワイとサヨナラして、私たち夫婦のフロリダ生活(義母の家で同居)が始まりました。
フロリダといえば温暖で、ビーチリゾートがある大都市の「マイアミ」を思い浮かべるかもしれませんが、私たちがこれから生活するエリアは、マイアミよりも北の方のセントラルフロリダ。
本場アメリカのディズニーワールドやユニバーサルスタジオなどがある観光都市であるオーランドから、そう遠くない市郡です。
ハワイでは日系やフィリピン系などのアジア系の割合が多かったのに対し、フロリダはヒスパニック系が多数を占めています。
我らがファミリー、プエルトリカンも例外に漏れずヒスパニックですが、居候中の夫の実家のご近所さんも、プエルトリコをはじめドミニカ共和国など中南米からの移民がたくさんいます。特にハイチやドミニカ共和国、プエルトリコはフロリダ半島にとても近いので、必然的に多いのかもしれません。
とは言え、「多い」といってもここはアメリカなので、全体としてみれば「minority(少数派)」だと思っていましたが、スーパーなど人が集まる場所では英語よりもスペイン語がよく聞こえて来ます。
そんなフロリダである日、夫と私は2人で手続きをするために郵便局へ行きました。
すると夫はなにを血迷ったか局員にスペイン語で話しかけ、そのままスペイン語での会話になってしまったのです。
英語とスペイン語ネイティブの郵便局員&夫と、英語しかわからない(いや、英語も怪しい)私との3人の会話に、夫君よ、なぜこのシチュエーションでスペイン語をチョイスした?!?!

もちろん、これが他愛のない会話ならスペイン語でも全く構わないのですが、今は夫婦の重要な事務手続中。英語でなければ私は理解できません。
カッチーンッときてしまった私は(←心が狭い)すかさず英語で会話に割り込んで、会話をスペイン語から英語に引き戻したのですが、それくらいフロリダでは自然な流れでスペイン語が生活の中に浸透しているのです。
そして、フロリダではヒスパニック系は「majority(多数派)」だと確信する驚愕の出来事が買い物中に起こるのですが、お話は次回に続きます!
今回の記事で気になる郵便局員の対応ですが、郵便が届く【郵便受けは英語で何て言う?】も記事でチェックしよう!