
<外国人義母の衛生観念がヤバすぎて倒れそう…→日本だったら離婚の危機です!>大家族・オブ・カリビアン[#8]
(前回の続き)靴を机の上に置く義母から生まれたプエルトリコ人の夫も、ときどき信じられない感覚を披露します。
靴の空き箱が丈夫でちょうど良いサイズだったからか、夫のキッチン用具入れ(!)と化していたり、もともと片付けが苦手な夫は、あれもこれもと雑多にしまっている収納ボックスの中に、キッチン用具と靴が一緒に入っていたり・・・。
しかしさらに予想の斜め上をいくプエルトリカンファミリーの行動を、私は目の当たりにすることになるのです。
義母は掃除はこまめにやっているのですが、大家族が土足で出入りし、犬が3匹いる家が、そうそうキレイなはずはありません。
私の場合、散らかさなければ片付ける必要はないと考えているのですが、そんな感覚を持っているのは、ここでは私だけなのでしょう。
それなのに、義母は自称「キレイ好き」。
「汚いところで生活できない」などとしょっちゅう文句を言っているのすが、ぶっちゃけ「それは私のセリフだっ」と、私は心で思っています。(口が裂けても言えませんが)
そんなある日、私は家の中で目を疑いました。
家の中のあらゆる場所の掃除に使っている義母愛用のモップが、キッチンのシンクの中に突き刺さっていたのです。
私の記憶が正しければ、モップはバケツで洗うものだと思うのですが、、、
犬の粗相もされている家中の「床」と、本来なら出会うはずもない「キッチンのシンク」がお友達になった決定的瞬間を、いまでも私は忘れられません。

そしてそんな義母から生まれた私の夫も、以前まだハワイに住んでいた頃、同類の奇行に及んでいたことを私は思い出しました。
ハワイで住んでいたアパートで、キッチンのシンクの排水がうまくいかず、詰まってしまったことがありました。そこで夫が持ち出したのは、トイレの詰まりを解消するアレ、いわゆるカッポン(またの名をスッポン)。もちろん使用済み!
キッチンの詰まりを直すのに、トイレのカッポンを使う輩がこの世に存在していたとは・・・。
私はこの時世界の広さを痛感しました。まだまだ井の中の蛙だったのですね。
しかしまあ、結果、そんなんでキッチンの詰まりが直るはずもなく、「便器で使用したものを、キッチンで使うなっ!!」と、ただただ夫は私に叱られ、しぶしぶと消毒しておりました。
そんな説教をしたのは、きっと私が日本人初。
これからも想像の斜め上をいく我らがファミリーを、末長く見守っていきたいと思います。
次回は、結婚式に呼ばれた私にプエルトリコ人義母がとったまさかの行動をご紹介します!
今回の記事で気になる衛生観念ですが、根本的に相容れない【生理的に無理は英語で何て言う?】も記事でチェックしよう!