<ハワイにはゾンビが大量に出現する!?→天国のハワイの現実をココだけで教えます>大家族・オブ・カリビアン[#2]
プエルトリコ人の夫とは、ハワイで出会い結婚し、数年間2人だけで暮らしていました。
ハワイという土地は、日本人からすると、憧れの「夢の楽園」のようなイメージを持たれるかもしれませんが、その一方では「楽園」とは程遠い現実問題も多々あります。
そのひとつがホームレス問題。
個人的にハワイにいるホームレスたちは、もちろん元の生活に戻ろうとしている人はいる…とは思うのですが…かなり深刻な場合が多い印象です。
多くの場合、薬物や精神疾患などが蔓延しており、シェルターがあって支援団体がいくら支援しようにも、普通の生活に戻ろうという意思のある人がどれだけいるか、私は疑問に感じています。
私たち夫婦が生活していたホノルル市内のとあるエリアは、決して治安の悪い場所ではなかったのですが、それでも麻薬中毒に陥ったホームレスが、昼夜問わずここでは書けないような英語を叫び、奇行を繰り返す光景は日常茶飯事。
もはやゾンビ化したとでもいいたくなるような出立ちで徘徊し、コンビニの前やバスの中で糞尿を垂れる人もいれば、人通りの多い道で全裸になり服の洗濯(服の整理?)を試みようとする人、妄想上の誰かと楽しそうにお話しをしている人、妄想上の誰かと呂律の回らない英語で喧嘩している人、妄想上の虫と戦っている人…など多種多様なゾンビに出くわしてきました。
そんなやばい人を発見すると、なるべく大きく距離を取り、目を合わさないように、でも意識だけはゾンビに“全集中”して回避します。
通勤中など、「今日は何体のゾンビを回避した!!」なんて密かに思ってしまうほど、サバイバルな一面もありました。
そんな人間生活を諦めた人だけではなく、かろうじて正気を保っている人たちであっても、路上でコロニーをつくってキャンプ生活をされると、本来普通に通行できるはずの道を塞いでしまっているため、迷惑千万。
テントや車で生活している人たちの持つ荷物は、露店でも開くのかというくらいに溢れかえっています。
定期的に警察官とゴミのトラックがやってきて、強制撤去して一掃していくのですが、それが根本的な解決になるわけではなく・・・。
そりゃあまあ当然のごとく、しばらくすると彼らは戻ってきます。
また、ハワイにいるホームレスの中には、凍死の心配のない温暖なハワイへアメリカ本土から渡ってきたという人もいます。
しかし普通の生活もままならない人がどうやって飛行機のチケットを取ったのでしょう…?
他の州政府が、ホームレスに片道切符を渡してハワイに送り込んでいる…というのは都市伝説のように語られていますが、支援団体の調査や、最近のニュースによると、あながち間違いではないようです。
そんな問題を抱えるハワイで生活をしていた私たち夫婦が、とある重大な決断をする事になるのですが、お話は次回に続きます!
今回の記事で気になるホームレスですが、日本ではホームレスの人が使う事が多い【ブルーシートは英語で通じない?】も記事でチェックしよう!