今回は、「オオカミ少年」「アリとキリギリス」など、日本でもおなじみの寓話の作者・イソップの格言をご紹介

“Appearances are deceptive.” -Aesop
見かけはあてにならない。
イソップ(BC619-BC564)
【本日の格言解説】
数々のイソップ寓話を生み出したと言われるイソップ。
古代ギリシャに生きたとされ、半ば伝説のような存在の彼、実は元奴隷だったそう。
しかし彼は堪能な話術と膨大な知識量を徐々にあらわし、「奴隷は無能」とされていた当時の認識を覆し、奴隷の地位から脱したというのです。
彼は、世を風刺した寓話を作り続けました。

よみきかせえほん イソップ童話
よみきかせえほんシリーズ第三弾は、生きるための知恵がいっぱいのイソップ童話。 心豊かに生きるためには、気持ちを表現する言葉を持つことが大切です。そのため本書は、登場人物たちの気持ちの描写が豊かに、生き生きと描かれています。 楽しくってためになる動物たちのユーモラスな話など、全22話を収録。 すべて異なるイラストレーター...
「オオカミ少年」「アリとキリギリス」「北風と太陽」「ウサギとカメ」「王様の耳はロバの耳」…どれも聞いたことのある話ばかりですよね。
イソップ寓話は数々の教訓を元に作られており、どのお話も、つつましくあること、正直であること、そして見かけにとらわれず真実を見極める重要さを謳っています。
一説では、彼の容姿からはまさか彼がすばらしい寓話を次々と生み出すイソップには見えなかったそう。
うわべだけに惑わされ、思いやりを忘れ、真実を見ようとしない者たちが、彼の寓話の中で迎えた結末。
どれも似通っているとは、思いませんか。