政治家が選挙で負けた事を公に認める【敗北宣言】は英語で何て言う?
「敗北宣言」は英語で[declaration of defeat]
アメリカ大統領選挙において、民主党のバイデン候補が過半数以上の選挙人を得た事が開票結果から判明しましたが、大統領選挙で敗北した候補者が伝統的に実施していた「敗北宣言」を共和党のトランプ陣営が実施しない事が話題となっています。
「敗北宣言」は英語で「敗北:defeat」と「宣言:declaration」を合わせて[declaration of defeat]と表現します。
また、特にアメリカ大統領選挙での敗北宣言は、勝利した候補者へのお祝いだけでなく、激しい選挙戦の後のアメリカ国民全体の団結や融和を訴えるスピーチ(演説)をする事が慣例となっている事から、[concession speech]と表現されます。
[concession]は「許容・譲歩」という意味を持つ単語で、まさに選挙戦で明らかになった多くの違いや対立を乗り越え、お互いに許容譲歩して共に歩む為の演説です。
また、トランプ候補が敗北宣言をしない事で、2008年の大統領選挙でバラク・オバマ候補に敗北した共和党のジョン・マケイン候補の敗北宣言が注目を集めました。
自分を破ったバラク・オバマ候補の名前を挙げた際に、詰めかけた観衆から上がるブーイングを[Please](どうかやめて下さい)と何度も制しながら、オバマ氏への協力や選挙戦への感謝などを伝える姿に感銘を受けた人も多いですよね。
英語のリスニングの勉強がてら、ぜひ動画もチェックしてみて下さい。
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