今回は、小説家、エドワード・ジョージ・アール・リットン・ブルワー=リットンの格言をご紹介
“In the lexicon of youth, there is no such word as fail.” –Edward George Earle Lytton Bulwer-Lytton
青春の辞書に、失敗という言葉はない。
エドワード・ジョージ・アール・リットン・ブルワー=リットン(1803-1873)
【本日の格言解説】
lexicon:目録、用語
これは、初代リットン男爵であるエドワード・ジョージ・アール・リットン・ブルワー=リットン(長い!)による名言です。
彼はイギリスにて小説家や劇作家、政治家として活躍しました。
かの有名な「ペンは剣よりも強し(the pen is mightier than the sword)」というフレーズは、彼の戯曲「リシュリュー」からのもの。
この「リシュリュー」(Cardinal Richelieu)は1935年に映画化もされました。
また日本で最初に翻訳された西洋小説はリットンの『Ernest Maltravers』と言われています。
ちなみに、有名な「リットン調査団」は、彼が率いたものではなく、彼の孫の第2代リットン伯爵ヴィクター・ブルワー=リットンが団長を務めた調査団です。
さて、今回は「青春」の格言ですが、リットンは15歳の頃に好きな女性がいましたが、彼女の親は彼女と別の男性を結婚するようにしてしまいました。
しかも、その数年後、リットンが進学したタイミングで彼女は亡くなってしまうのです。
彼女の死は、以降のリットンに大きな影響を与えたと言います。
その後結婚したリットンでしたが、リットンの政治活動や不貞により結婚生活は破綻。
のちに離婚をしますが、相手からはひどく批判され、今で言う暴露本のようなものまで書かれていたのだとか!?
スキャンダラスなことばかりを書きましたが、彼は恋愛以外にも、さまざまなことに興味を持っていたため、ロマンスに限らず、詩集、歴史小説からミステリー、オカルトまで幅広いジャンルを書いていました。
彼は若い頃に、ありとあらゆるものに興味を持ち、例え批判されたりしても、それを糧にしていったため、のちにさまざまなジャンルで活躍していくことができたのでしょうね。