今回は、友情、サミュエル・ジョンソンの格言をご紹介
“If a man does not make new acquaintance as he advances through life, he will soon find himself left alone. A man, sir, should keep his friendship in constant repair.” –Samuel Johnson
人生において新しい知人をつくらずにいると、やがて独りぼっちになるでしょう。閣下、人は常に友情を修復しながら続けなければなりません。
サミュエル・ジョンソン(1709-1784)
【本日の格言解説】
サミュエル・ジョンソンはイギリスの文学者で、シェイクスピアを特に研究していました。
そんな彼の偉大な業績は、英語辞典(A Dictionary of the English Language)を、わずか9年で(フランス語辞典は40年もかかっている)、それもほぼ1人で完成させたこと。
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そしてこの英語辞典の大きな特徴は、「用例」を取り入れたという点です。
シェイクスピアはもちろんのこと、それほど有名ではない作家まで幅広くその作品を引用し、用例として使用していました。
そして、今では当たり前になっていますが、1つの言葉に対して意味が複数ある場合、それぞれ番号をつけて、順に説明していますが、これを最初にやったのもジョンソン。
現在の英語辞典のスタンダードとしてよく用いられる、オックスフォード英語辞典の先駆となった辞典なのです。
さて、そんな彼の名言は、ジョンソンを師として尊敬していたジェイムズ・ボズウェルによって、ジョンソンの死後に書かれた「サミュエル・ジョンソン伝」の中で紹介された一節。
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これはジョンソンが、親交の深かったサー・ジョシュ・レノルズに向けて言ったとされる言葉です。
説明するまでもありませんが、独りになりたくないのなら常に人脈を広げよ、という言葉。
もちろん古くからの友人を大切にするのは当たり前ですが、知り合いを増やしていくことで広がる世界もありますよね。
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