<アメリカの大学で壮絶なシゴキ→最後に待っていたのは卵とトレーナー!?>これがアメリカの女子大生[#18]
(前回の続き)アメリカの大学に君臨する謎の組織「フラタニティ」に入会する為に必要な、5週間前後の修行・審査期間「プレッジ(Pledge:誓い)」。
親友のカレンがキャンパスで一番人気の「アルファ・オメガ会の勧誘会にいきたい!」というので付き添い気分で行ってみることにした私…。
勧誘会事態は「ピザ屋で映画を見る」という和やかなものでしたが、キャンパスで目立っていたカレンを入会させるべく、会のリーダーのメアリ(ミス・キャンパスの超絶美女)が猛アプローチをする様子を横目に見ていた時に事件は起きました。
猛アプローチを受けていたカレンが突然、「あなたと一緒ならやろうかな〜」と私に向かって言い放ったのです…!
メンバー達から一気に鋭い視線を浴びる私…。
そして次の日から、カフェやクラスなど場所を問わずにメンバー達に待ち伏せされ、猛烈な勧誘が続き、とうとう根負けした私はカレンとプレッジを受けることになったのです(泣)
しかし、プレッジが始まると、勧誘中あんなにナイスだったメンバーたちが、全員鬼軍曹に!?
朝5時に「5分以内に来い!」と言われて行ってみると卒業生がずらっといて、「私の名前は?生年月日は?」などと矢継ぎ早に聞かれ、即答できないと怒鳴られるという理不尽…。
「大学内のレンガの数を数えてこい」と、極寒のオハイオで朝までタンクトップ1枚で数えさせられたりなど、とにかくはちゃめちゃ。
毎日メンバーの洗濯物をし、ランチを買い(好みのドレッシングなども暗記)、夜は会の歌やらなんやら部屋中に紙を貼ってプレッジ仲間たちと寝ないで暗記する日々…。
その厳しさゆえに参加者が次々とリタイアしていき、ついに半分くらいになったある日の夜中、突然真冬のクラブハウスの庭に呼び出されたのです。
すると、雪の中目隠しをされ、「あんた達全然ダメだから、今日でプレッジは打ち切り!」と言われて暴言と共に雪やら砂やら生卵(!!)やらをかけられまくって、身も心もボロボロに…。
虚無感で呆然とする私達に「これに着替えてきな」と服が渡されたのですが、霞んだ視界に入ってきたのは「おめでとう。親愛なるシスターへ。」と書かれたアルファ・オメガのアルファベット入りのスウェットでした。
「????」号泣しまくっているカレンや他のプレッジ仲間も事態を飲み込めずキョトンとしていると、メンバーや卒業生たちが駆け寄ってきて「Get in(入会決定)!!!!」の掛け声が!!!
全員腰が砕けてその場にヘタリ、大の大人が抱き合って泣きじゃくったのでした。
あの日の感動というか、やりきった気持ちは今でも人生における支えになっているのも事実で、留学する人に勧めたい事の1つではありますが、とにかく根性のある方だけにしましょう…笑
さて、次回はアメリカの女子寮のすさまじい実態をご紹介します。
今回の記事で気になる激しい入会発表ですが、投げつけられた卵の【黄身(卵黄)は英語で何て言う?】も記事でチェックしよう!