<米軍基地にもいた筋金入りのオタク→みんなの視線の先の光景が案の定過ぎる>米軍基地で働いてみた[#49]
今回も私がアメリカ軍基地で働いていた時のお話しです。
基地内では、クリスマスやハロウィンなど様々なイベントが開催されます。
以前、イギリスのタレント発掘番組の「Britain’s Got Talent」に、日本のお笑い芸人さんが出場して注目されましたよね?
実は米軍基地でも人気番組にあやかって兵士達が様々な芸を披露する「〇✕基地 ゴット・タレント」イベントが開催されるんです。
そんなある日、新たな部隊が到着したのですが、食事に来るときも決まってひとり、ポツンと日本のマンガの英訳本を読んでいる地味な兵士がいました。
目立たなくて、印象に残らないタイプでしたが、日本の文化を誇らしく感じた私は、注文に来た彼に「どういう漫画が好きなの?」と聞いてみたところ、驚いた顔でこっちを見て「ワンピース・鬼滅・ドラゴンボール…」と、有名どころからレアなタイトルまで話し始めると止まりません。
どうやら彼は、筋金入りのオタクのようで、後ろにオーダー待ちの列が出来始めていることにさえ、気付かないほど熱く語り続けます。
「また、今度聞かせてよ!」と、何とか彼の話をさえぎり、お帰り願いました。
後ろに並んでいた兵士が、「あいつのオタクぶりときたら…」と話をしていたので聞くと、彼の部屋にはフィギュアなどのグッズが溢れているそうです。
それから少したったある日、私の基地でもついに「基地内ゴットタレント」の開催日となりました。
その日の朝、兵士達数人が大笑いしながら食堂に朝食を食べに来ました。
「朝から楽しそうね!何か良いことあったの?」と聞くと、兵士たちが「今夜のイベントは見ものだよ!」と、ちょっとニヤニヤしながらウインクしてきます。
イタズラっぽく笑う彼らですが、いったいイベント何が起こるのでしょうか?
お話は後半に続きます!
今回の記事で気になるオタクの兵士ですが、アニメや漫画の【アクスタは英語で通じない?】をチェック!