＜これが米軍の真の実力！？→式典で起きたトラブルへの対応がすごかった＞米軍基地で働いてみた[#52]
（前回の続き）米軍基地の司令官交代式が開催される日、偶然仕事が休みだった私は、式典に一般客として参加しました。
式典の開始を待っていると、階段を下りていくハイヒールの女性が目に入ったのですが、次の瞬間彼女がよろめいてしまったのです！
「あ、危ないっ！」と心の中で思ったその瞬間、会場に配置されていたアメリカ軍兵士たちが数人、サッと目にもとまらぬ早業で現れたのです。
兵士達は階段でよろめいて倒れかけていた女性を支え、腕を貸してエスコートして階段を下りていきます。
そのスマートすぎる素早い対応に、私や隣にいた自衛官の方々を含む日本人達はただただポカーンと見て驚いていました。
常に周りに注意を払い、素早く行動できる機敏さに「さすが！」と感心した私です。
式典が滞りなく終了した後は、会場をクラブに移し懇親会です。
参加者のために軽食、ソフトドリンクやビールなどが用意されています。
私にすぐに気付いたマネージャーと話していると、私がいつも働いている基地のスタッフだと全く気が付いていない常連兵士グループやスタッフがマネージャーに「どなたとお話ですか？もしよろしければご紹介下さい。」と言ってくるじゃないですか…。
前日、一緒に食事の準備したのに、この人達は服装でしか人を見ていないのでしょうか…。
偶然、女性の転倒を防いだ常連兵士もいたので、「さっきはAmazingだったね！」と伝えると、「あれ…？君は…Wow！見てたの？当たり前のことだよ～」と謙虚なリアクション。
感心していると「君こそ見違えたよ！Amazing！僕はもう終わったからこの後どこか遊びに行かない？」と、さっきの謙虚な態度はどこへやら…。
いざという時に、さっと女性を助けて腕をかしてエスコートする紳士っぷりを見せたかと思えば、日本人なら歯が浮くようなお世辞を軽いノリで言ってくるギャップにお国柄をみた気がしたのでした。
次回は、私が米軍基地で働き始めた際に、理不尽な理由で上司に怒られたお話をご紹介します！
今回の記事で気になる女性のトラブルですが、階段を降りるときは気を付けたい【パンプスは英語で通じない？】をチェック！
