<フランスでのインターン探しで絶望…→諦めかけた時に教えてもらった裏技とは>フランスは今日も平常運転[#15]
第7話でも話しましたが、フランス留学中のパン学校で一番苦労したのはインターン先探しでした。
学校の説明会で「自分のことは自分でやって!」と、言わんばかりにパン屋のリストとメールのテンプレを渡されたので、善は急げとすぐに動き出す事に。
渡されたリストには、フランス全土にある100を超えるお店の名前が載っていましたが、リストの中身は店名・メールアドレス・住所・代表者の名前のみ!
お店の特色どころか業態も書かれておらず、名前を頼りに一つ一つ調べないと、どんな規模のどんなお店かもわからないのです…。
中にはパン屋かどうかすら判断できないような名前もあり、「ホテルならホテルって書いて!」と、調べながら何度思ったことか…泣
どうせなら自分が興味のあるお店で働きたいと根気よくリストの中身を調べ続け、目星をつけるだけで2日過ぎていました。
次に必要だったのが、モチベーションレターと呼ばれる志望動機書です。
悩みつつも自分のすべてをぶつけて書き切り、テンプレメールとともに目星をつけたパン屋に全て送りました。
「あーよく頑張った…!」と、すでに仕事が終わった気分でしたが、本当の苦労はここからです!
メールを送ってから1日2日と過ぎ、1週間経っても何の返事もないじゃないですか…。
返信率は低いと聞いてはいましたが、まさか専門学校お墨付きのリストの中から0とは思っていませんでした…。
めげずにそれから毎日追加でリストにある他のパン屋に必死にメールを書いて送りますが、やはり返事はゼロ!
「もうどうせ無理なんだ…」と諦め始めていたとき、同じく受け入れ先探しに苦労していた同級生のインターンが決まったとの嬉しい報告が入りました。
話を聞くと、「何回も同じお店にメールを送ったら返事があった」と聞いたので、早速今まで送ったすべてのパン屋に再度メールを送ってみると、翌日待ちに待った受け入れOKのメッセージが!
しかし、結局インターンを依頼した数々のパン屋さん(×2通のメール)の中から返事があったのはたった1件。
恐ろしいほど低い確率でしたが、この1件のメールが私には涙が出るほど嬉しかった…!
報告した先生にねぎらわれ、同級生とも喜びを分かち合って、インターン先で壮絶なトラブルが待っているとは知らず(第1話参照)、私はやっとスタートラインに立てたと安堵したのでした。
さて次回は、フランスで新たな仕事をゲットしたもののあまりにも恥ずかしかったお話をご紹介します!
今回の記事で気になる仕事の応募ですが、会社に電話した際の【折り返しますは英語で何て言う?】も記事でチェック!