銃のような形をしたコンパクトな弓矢【ボーガン】(ボウガンとも表記される)は英語でも通じる?通じない和製英語?

「ボーガン」は英語で【通じない】
ちょっと意外かもしれませんが、「ボウガン:bowgun(ボーガン)」は株式会社ボウガンの登録商標で英語では通じません。
正しいボーガンの英語は[crossbow]と言い、日本語でも一般名称としては「クロスボウ(洋弓銃)」が正しい言葉となりますが、あまりにもボーガンやボウガンという呼称が広がっている為、ニュースなどでも普通に使われてしまっているようです。
また、クロスボウに使われる「矢」は厳密には「矢:arrow」という名称ではなく「ボルト:bolt」という単語が用いられるそうで、「ボウガンの矢」なんて言ってしまうと2重に間違った単語を使っている事になるようです。(本来は「クロスボウのボルト」と言うのが正しい)
ちなみに[crossbow]という名前の由来は、ボーガンを上から見ると台座と弦の部分が十字状になっている事から「十字(cross)の弓(bow)」という名前になったようですが、アジア圏では同じような構造の武器で「弩(ど・おおゆみ・いしゆみ)」と呼ばれる物があり、世界史の授業などで聞いた事を覚えている人も多いかもしれませんね。
ちょっと話はそれますが、英語にも「ボーガン」という響きの単語[bogan]があり、これはオーストラリアやニュージーランドなどのスラングで「身なりや言葉遣いや態度や頭の悪い不良」というような意味になります。
かなりネガティブなイメージのある単語なので、英語でボーガンを使うシチュエーションには気を付けましょう。
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