英語で「このビールは辛口です。」と言いたい時に[This beer is spicy.]では間違え!
間違っているのは【spicy】
「辛い」の英語と言えば「スパイシー:spicy」や「ホット:hot」と覚えている人も多いと思いますが、これはあくまでも香辛料など口から火が出るような辛さの事。
ワインやビールなどの飲み物の「辛口」は、口から火が出るような辛さがあるわけではないので[spicy]では不適切で、このような飲み口の「辛口」の事は[dry]を使って表現します。
つまり「このビールは辛口です。」と英語で言いたい場合[This beer is dry.]が正解です。
そうです。辛口ビールとしてお馴染みの「アサヒスーパードライ」は「辛口」を意味するブランド名だったのですね。
実は世界的に辛口ビールブームが巻き起こったきっかけは、このアサヒスーパードライの誕生で、1987年に発売されるや否や瞬く間に売り上げを伸ばし、その概念はアメリカにも広がっていった事が当時(1989年)のニューヨークタイムズの記事にも書かれています。(リンクはニューヨークタイムズのアーカイブ記事)
レストランなどで、辛口のワインか確認したいときは[Is it dry?=それは辛口ですか?]などと聞いてみましょう。
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