野球で、ランナーを進める為に打つ犠打【バント】は英語で通じる?通じない和製英語?
「バント」は英語で【通じる】
バットを振らずにボールに当てて転がす事で、自分がアウトになっても塁上の走者を進める打法である「バント」は英語でもそのまま[bunt]で通じます。
また、バントの目的になる事が多い、走者を進める為に犠牲になるというニュアンスの「送りバント」は英語で[sacrifice bunt]と表現します。
ここで使われている[sacrifice]は「犠牲・犠牲にする」という意味なので、日本語の「犠打」と同じニュアンスになり、英語のスコアブックなどでは[SH(sacrifice hit)]や[SAC]と省略されて記載されます。
例文として、「犠牲バントを成功させた。」は英語で[He successfully performed the sacrifice bunt.]などと表現しますよ。
ただし、バントの中でもボールを投げるタイミングで急にバントをして打者自身も1塁でセーフになる事を狙う「セーフティーバント(セーフティバント)」は英語では通じない和製英語です。
「セーフティーバント(セーフティバント) 」は英語で[drag bunt]と表現します。
「ドラッグ:drag」と言えば、パソコン作業などのドラッグアンドドロップなどで使われる「引く・引きずる」という意味がよく知られていますが、そこから「(バットを引きながらバントを)打つ」という意味があるんですね。
ちなみに、3塁ランナーがいる時にバントをして得点を狙うプレイ「スクイズ」は英語で[squeeze play]となるので覚えておきましょう。
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