
<イケメン留学生にあまりに失礼な態度を取った私の末路>オドロキの英国生活[#10]
私が大学時代にイギリスに留学をして驚いたことは、世界各国からイギリスの大学にやってくる留学生が揃いも揃って美男美女だったことです・・・!
さぞかし目の保養になるだろうと思われるかもしれませんが、実はこれが大変で「みんなが美しすぎて困ってしまう」という意味不明の事態が発生します。
私のいた大学では、フレッシャーズと呼ばれる1年生の恒例行事で新年度に小さな山を登るのですが、その時になんとなく一緒に話しながらずっと山を登ったイケメン留学生君がいました。
その後、私がひとりで学食で食事をとっていると彼が前の席に座ったのですが、私は彼が誰だかわからなくて「Hi, what’s your name?」 と初対面の挨拶をしてしまったのです…。

そうなんです!「みんなが美しすぎて困る」というのは、「みんなが美しすぎて顔と名前がまったく一致しない」という問題なんです!
山に登りながら話したはずなのに、初対面扱いされた彼の苦笑いで事態に気が付いた私は平謝りしましたが、やはり人込みに紛れると本当に区別がつかなくなります・・・。
それからは、自分が自然に相手の顔と名前を覚えるのを待つのではなく、写真を撮ってサインしてもらうくらいしなければいけないと思い、それを実行しました。
変な奴と思われたかもしれませんが、相手に失礼をこれ以上したくなかったのです。
そしてこの作戦によって以後の生活は上手く行き、多くの友達を作ることができました!
こうなるとわかっていたなら最初の最初から作戦を実行していればよかったなあ。
今になって写真を見返すとやはりみんな美しくて、どうしてこんなにも見目麗しいのだろうと思うばかりです。
キラキラした金髪に輝く目の色に囲まれて過ごす1年はとても貴重でしたね。
それにしても、あの時山を一緒に上った彼は私をよく判別できたなと思います。
比較的少ないとは言え、アジア人は何人かいたので、その子たちとの見分けをどうしたのか聞いておけばよかったなと思いました。
もしかすると、彼が日本の大学に来て「周りがほぼアジア人」という状況になると、私と全く同じ事態に陥るのかもしれませんが…!
次回は、寮で起きると部屋に知らないオジサンがいた衝撃体験をお送りします!
今回の記事でも気になる初対面で【意気投合するは英語で何て言う?】も記事でチェックしよう!